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佐賀とマック




年に数回しかない家族全員揃う休み。佐賀の宇宙博物館に。・・・なぜなんだろう。


なかなか中途半端な大掛かりの理科実験室のような趣きでもあったが、まぁ。それはそうと。


もはや元々の街のカケラも残ってないような(元々あったのかも知らないけれど)大手チェーン店がひしめく現在の地方なよくある感じの、そして初めて行く場所で、家族でお昼ご飯と言ったらば、それはもうマックになる。なりがち。やっぱりうちもそうなった。


日帰りで時間も無いし、そもそも他の選択肢も無いし、それがダメならすき家だかになるし、それ以外の地方チェーンぽいラーメン屋はもうすでに並んでいた。子ども連れでそれはないなと。


いや、良いんですけどね。子どもたちもマック好きだし。入ってみれば、子ども連れの家族だらけだし。


でもこれが当たり前になって、なぁーんもおかしく無いような状況になってしまったのは、なんだか何か少し考えてしまう。その昔はこんな時にマックを食べる罪悪感なんてものが少しはあったし、気がつけばこういう世の中に生きているんだなぁと。かといってお弁当作っていく反骨も気合いもこちとら持ち合わせてないし。



だって、他に選択肢がないんだもの。そしてたぶんここでそんなチェーン店たちを全て無くしてしまったら、文字通り何にも残らない。つまりは全て企業的世の中。僕らはそんな世界に生きている。それが大前提。いや別に暗い旅だったわけでは無いけれど。



帰ってから、ベーコンとピーマンのパスタを作ってワシワシ家族で食べた。



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